真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

スターウォーズ エピソード8 その8

スターウォーズ エピソード8」の続きです。

 

このお話、エンディングが謎のエンディングです。

 

箒をフォースらしき力を使って手元にに引き寄せて、

 

掃除しながら夜空を見上げる奴隷の少年で終わっています。

 

きっとこの後のエピソード9で重要な役回りをするんだと思いますが、

 

せっかくこういう少年を出してきたのだから、もっと有効に使って欲しかった。

 

この少年と一緒に逃げて、以後、この少年をどう守るか、

 

という視点を入れるともっと深みが出たのになって思います。

 

だって、レジスタンスのメンバー、みんな成人男女ですよ。

 

あの構成では次世代がいないのだから自然に絶える。

 

もちろんこの後、ベビーが生まれるというのもありですが、

 

それでは「彼らの戦い」を語り継ぐ人がいないんですよ。

 

彼らは勇敢に戦った、みんなの平和のために戦ったんだ、

 

っていうことを後世に伝えてくれる人がいるから、みんな戦うんです。

 

共同体の健全な状態というのは、その構成員の中で一番弱いもの、

 

庇護されるべきものをどうみんなで守っていくのか、というところにあります。

 

市場原理が全てだと思っていると、

 

自立できる強いものだけで構成される共同体が理想のように思ってしまうのですが、

 

そうではありません。

 

そのような強いものだけの共同体が、存続すると思いますか?

 

だって自立できるんですから、共同体にいる必然性がないですよね。

 

共同体の中で、優劣を競うようになるのが関の山です。

 

そうではありません。

 

共同体のキモは、弱いものをみんなでどう育てていくのか。

 

これです。

 

だから、あの少年をずっと守りつつ戦って欲しかった。

 

少年をレジスタンスのメンバーに入れる。

 

彼はフォースを使う。でもフォースを使うにはちゃんと訓練が必要。

 

その訓練をレイがする。少年を育ててるうちにレイのフォースも整っていく。

 

少年とともにレイも成長していく。

 

離す時期を間違えてエネルギーの奪い合いのならないように。

 

でもこれ、映画の話でしょ?

 

って思ったあなた。

 

違いますよ。

 

語り継がれる物語の中にこそ、生きていくうえで重要な事柄が詰まっているんです。

 

だから、「文学」がずっと続いているんです。

 

聖書はイエスの物語。

クルアーンムハンマドの物語です。

 

 

では、今日もお疲れさまでした。

 

スターウォーズ エピソード8 その7

だいぶ間が空いてしまいました。

 

スターウォーズの続き、です。

 

 

 

ルークはレンに続いてレイにも闇が広がるのを見てしまった。

フォースが強ければ強いほど、つまり光が輝けば輝くほど、闇も鮮やかになってくる。

だったら、もうフォースなんて封印してしまった方がいい。

ジェダイなんて、闇を生み出すだけにすぎない。もうジェダイは終わりにしよう。

そう思った。

タイトルになっている「最後のジェダイ」というのはこのこと。

 

では、フォースとは何か。

エピソード6までは遺伝する能力のように描かれていました。

でも、それは違う。

人の力ではない。

暖かさと冷たさ、天と地、空と海、万物の間にあるエネルギーだ、

バランスだと説明されます。

Just Breeze, reach out your feelings.

 

これは神様の気ですね。

そう解釈もできる。

現実世界では、フォースは使えないけれど、

他力があなたを助けてくれる。

そう言っています。

 

第1作のエピソード4のクライマックスにこういうシーンがあります。

 

ルークが戦闘機に乗り込んで、最後の攻撃に行くときです。

戦闘機の武器や機器を頼りに攻撃しようと思っていたルークに、

師匠であるオビワンの「声」こう囁きます。

「Use the Force, Luke」

フォースを使え。

この声で、ルークは機器に頼らず、フォースに従って攻撃することになります。

 

そういうことです。

「他力に従え」

 

 

今日もお疲れさまでした。

 

良い夢を。

 

晩安。

 

明天再会。

スターウォーズ エピソード8 その6

スターウォーズ エピソード8の続きです。


ベン・ソロ(カイロ・レン)は誰を我が師とすべきか、迷いの中にいます。

この人、と思ったルークには斬られそうになる。

じゃあシンプルなスヌークだ、と思ってるんだけど、

信じきれていない。

これは、出会った人がメンターなのか、

それともラベルが輝いているだけのダークサイドの使いなのか、

あるいは、メンターでもダークサイドでもない、「つなぐ人」なのか。

その見極めが難しいですよ、ということを意味しているんじゃないかと思います。

師事しているうちに、自分も変わる、師匠も変わる。

関係性はどんどん変化する。

いつの間にかダークサイドに落ちているかもしれない。

いや、ほんと、難しい問題です。



今日もお疲れさまでした。

良い夢を。

晩安。

明天再会。

スターウォーズ エピソード8 その5

今日のスターウォーズ エピソード8。

 

***

ルークスカイウォーカーとプリンセスレイアが、

長い不在のあとに、やっと再会を果たすシーン。

レイアの最初の言葉はこれでした。

I know what you say,

I changed my hair.

あなたの言いたいことはわかってるわ。

わたし、髪型変えたのよ。



ええーっ! この状況での再会で、

わたし髪型変えたのよ、って挨拶あるかい!

っていう表情でルークはあきれます。

このシーン、私は大爆笑でした。

でも、このシーンで涙したっていう女性、けっこういます。

絶対絶命のピンチでも、美しくあろうとするところに

共感するらしいです。

このセリフ、じつは伏線があります。

前作のエピソード7で、

長い不在のあとに再会を果たしたハン・ソロとプリンセスレイアのシーンで、

ハン・ソロは最初にこう言葉をかけます。

(you) changed your hair.

髪型変えたんだね。

これを受けています。

こういう細かいところも、スターウォーズの楽しみです。

 

 

スターウォーズ エピソード8 その4

今日のスターウォーズ エピソード8。

***

ベン・ソロはなぜダークサイドに落ちて「カイロ・レン」になってしまったのでしょうか。

これはアナキンの時と同じですね。

自分の力に自信があった。その力で父親にリベンジしてやろうと思った。

でも師匠であるルークは俺を認めない。

認めて欲しかった。力が欲しかった。自分の力で世界を変えてやると思った。

その挙句、ルークが自分にライトセーバーを振り上げている瞬間を見てしまった。

ルークは俺に嫉妬した。

ベンにすれば相当な出来事です。

だって、自分の叔父さんであり、当代一のジェダイを師匠と仰ぎ、辛い修行に耐えていた。

自分のフォースが強大になり、それもコントロールできるようになった。

そう思った矢先に、師匠に殺されそうになる。

これは辛いです。

一番信頼していた人物に裏切られた。

だったら、シンプルに自分の力を評価し、使ってくれるファースト・オーダーの方がいい。

そうしてダークサイドに走ってしまった。

誰でも理解できないウヤムヤを抱えているより、シンプルに力を求めている組織に属した方が楽ですから。

ベンは相当辛かったと思いますよ。


ということで、今日もお疲れさまでした。

良い夢を。

晩安。

明天再会。

スターウォーズ エピソード8その3

さて、今日のスターウォーズ エピソード8。

***

ルークはなぜベン・ソロの教育に失敗し、

彼を闇の戦士「カイロ・レン」にしてしまったのでしょうか?

彼を育てていくうちに、ベンの中に広がっていく闇に気がつき、

これは今の内に芽を摘んで置かなければと思って、ベンを葬ろうとした。

そういう説明でした。

でも、ベンと一緒に12人を教育していたのですから、

これはルークがエネルギー切れを起こしたと考えるべきでしょう。

すでに青年期になっているベンと一緒の12人ですから、

その12人もベンと同じくらいの年回りと考えられます。

その年齢のフォースを持つ弟子を12人、というのは、いくらなんでも無理でしょう。

ルークとアナキンの師匠、オビワン・ケノビでも、子供を十数人教えることはあっても、

青年期の12人を教えたという事実は、スターウォーズシリーズの中に出てきません。

ベンの能力はとてつもなく大きい。

こういう弟子といたら、たとえ一人でもエネルギー取られちゃいますよ。

それが「伝説のジェダイ」であっても。

エネルギーを取られなければ、葬ろうとするのではなく、

ほかの方法でベンを更正させることができたはず。

ルークはその力がなかったんですね。

それにルークも気がついている。

だから、隠棲していた。

だから、いやになって経典も燃やしちゃった(迷っているうちにヨーダに燃やされちゃったんですが)。



エネルギーが切れるとロクな判断しませんね。

今日もお疲れさまでした。

良い夢を。

晩安。

明天再会。

スターウォーズ エピソード8その2

スターウォーズ エピソード8 その2。

***

レイはベンとフォースで繋がります。

まるで目の前にお互いがいるかのように。

その時に、レイはベンの未来(=使命)を発見します。

ベンは自分の使命を知らない。だから闇にいる。

ならば、ベンに彼の使命をつたえれば、彼は光の方の戻ってくるはずだ。

そう確信して、レイはベンとスヌークがいる敵の母艦に単独で潜入します。

つまり、使命がわかっていないから、闇に落ちる。

レイはそれに気づいたのでした。

でも、レイもまだ自分の使命に気づいているとは言えません。

だから闇に落ちそうになる。

そして、レイもベンも揺れ動きながら、スヌークをやっつけちゃうんですね。

ここがまだよく私は見えていません。

多分、師匠であっても100パーセント弟子をコントロールすることはできない、

ってことなんだと思いますが、さて、どうだか。

ここはうやむやのまま、もうちょっと放置して、天啓を待ちますね。

 

ということで、

今日もお疲れさまでした。

良い夢を。

晩安。

明天再会。