真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

3年ぶりの花尾大理事。

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いつも会ってるような気がするが、たぶん3年ぶり。

花尾ヨシナリも今や早稲田大学の理事である。

事務方から理事になるというのは大変なこと。

きっとたくさん「倍返しだ!」ってやってきたに違いない。

私同様、大学出るのに5年かかった。

早稲田の職員という進路も、なんて安易な、とみんなが思ったが、大出世である。

これは、彼の努力と、誰からも愛されるキャラによるもの。

多くの諸先輩方が、なにかあるたびに「花尾を呼べ」と言って、彼に目をかけたからである。

これは彼にしか出来ない。

見事である。

花尾ヨシナリは、いまはそうでもないが、少し前まで、毎日校歌「都の西北」を歌っていた。

校歌を歌うのが仕事だったのである。

その「都の西北」に英語版があるという。

じゃあ、その英語版「都の西北」を歌ってくれ、と頼んでみた。

で、歌おうとしたら、横槍が入って話題がそれてしまった。

あー、残念。

花尾、英語版「都の西北」を歌って、ユーチューブにあげてくれ。

 

 

 

3年ぶりの原博実。

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我らがキャプテン、原博実

3年前より頭が薄くなったようだ。

ヘディングのやりすぎだろう。

原博実のヘッドは無敵であった。

大学一年の時、早稲田には空中戦のツワモノが4人いたが、彼は誰にも負けなかった。

私が知る限り、原博実と互角に闘ったのは、東農大の石崎信広氏と韓国高麗大のセンターバックの2人だけである。

前回会ったときはまだ日本サッカー協会技術委員長だった。

ザッケローニを呼び、アギーレを呼び、専務理事になり、会長選挙に出て破れ、いまはJリーグのバイスチェアマン。

まぁ、激務の3年間である。

でも、いまもJリーグをこの先どうするかでアタマの中はいっぱいである。

この日もJ2のゲームを観てからの参加。

ACLも含めて必ず現場に行っている。

現場に行かない管理職などロクでもないからね。

ちなみにアギーレの八百長疑惑はどうなったかを聞いてみたら、その後何にも動きがなく、彼は平和にUAEで監督をしているらしい。

だから3年間もそうだったが、アギーレ専任に全く後悔していない。

でもね、代表監督だからね、いろいろノイズが大きい。

いまはそういうノイズから解放されて、楽しくやっているようである。

那須に広大な別荘があって、そこにみんなで来いと言っている。

行こうじゃないか。

メンバー全員が揃っているうちに。

 

 

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ぴんからトリオで泣く

電車の中でアップルミュージックの70年代歌謡曲を聞いていた。

何曲めかに流れてきたのは、宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」。

ヘッドホンでまともに聴くのは初めてだったかもしれない。

軽快なイントロに続くボーカル。

この歌い方、すごいな。

そう思った。

するとなぜだか涙が溢れてきた。

あれ? どうした?

この曲になにかを揺さぶられたらしい。

「きっとつかむわ幸せを」って言ってるけれど、その方向に幸せはないと思うよ、とか、ツッコミどころ満載だが、そんなことをふきとばすチカラ。

いや、びっくり。

これはすごい。

シングル325万枚。

「およげ! たいやきくん」に抜かれるまで、ぶっちぎりの一位。

なぜこんなに売れたのかについて、ドリフターズとの関係や水商売の女性に結びつけて説明する説がネットにあふれているが、そんなわけない。

今日の私のように「出会い頭の一発」にみんなシビれて、レコードを買いに走った。

それぐらいのチカラがこの曲にはある。

テクニックやマーケティングでは間に合わない何かを持ってるかどうか。

その何かをどうやって手に入れるのか。

私は中学、高校の頃から、ずっとこのテーマを追いかけているんだけど、未だに掴めていない。掴む方法を見つけたという人も知らない。

近づいてる先達を数人知っているが。

というわけで、ぴんからトリオに涙した朝、でした。

 

 

イセタン・ラブ

銀座シックス、行ってみました。

銀座中央通りの中でひときわデカイです。

 

でも、中に入って3分もすると、

「あー、相変わらず松坂屋だわ」

ってわかります。

 

広々とした館内にラグジュアリーブランドがたくさん。

あまりなじみのないブランドもあります。

でも、購買意欲はぜんぜん湧きません。楽しくない。

どうしてこうなるか。

ただのショッピングモールに過ぎないからです。

歩いているのはお客さんのみ。しかも8割がたが観光客の物見遊山。

従業員の姿は、ブランドの店舗内に入らないと目にすることができません。

 

つまり、松坂屋は場所を貸してるだけ。

広々とした空間で、ラグジュアリーブランドをゆっくり選んでください、

って思ったんだろうけれど、

それは、コメダコーヒーと同じ、名古屋の感覚。

銀座の一等地で利益を出すには不動産業に徹するのが一番効率がいい。

その通り。

でもあれじゃテナントの売り上げがついていきませんよ。

 

私は「イセタン・ラブ」なので、新宿伊勢丹本店の方がはるかにいい。

何せ、私の院から地下鉄一駅で伊勢丹ですから。

で、伊勢丹に何しに行くかというと、「営業スマイルを浴びに行く」んです。

 

伊勢丹って狭いんですよ。狭いところに商品がたくさん陳列してある。

そして、従業員がたくさんいる。

従業員遭遇率はものすごく高い。

どの地点にいても周囲を見渡すと必ず3人は従業員の姿を見つけることができる。

本館一階の宝飾品売り場、化粧品売り場なんて、「営業スマイルの嵐」状態。

別館であるメンズ館の一階も、一番従業員の数が多い。

 

本館地下一階は、「デパ地下」ですから、そりゃもう人だかり。

地下鉄の通路から本館地下一階に入って行く入り口は3つあるのですが、

その入り口には、行列店を配置しています。

チョコレートのジャン・ポール・エヴァン

ジェラートのプレミアム・マリオ・ジェラテリア

和菓子の鈴懸。

 

行列があり、営業スマイルの嵐があり、商品は所狭しと並んでいる。

ハンガースタンドだけで、コムデギャルソンとイッセイミヤケが分けられてるし、

ポーターもフェリージもオロビアンコも隣り合わせ。

「市場」の光景そのものですね。

だから人は買いたくなるんです。

 

接客がうまいから買う。

そのやりとりが楽しいから買う。

これを忘れちゃいけません。

 

もう一つ、伊勢丹の秘密は

「天井が低い」こと。

この低さが緊密感を増してくれるように、うまーくディスプレイされてます。

伊勢丹行ったら天井のディスプレイをよく見てください。

特に、本館3階ラグジュアリーブランドのフロアですが、

上りエスカレーター上がったところの照明の作り方。

これは他にはありません。

 

ちなみに、伊勢丹の斜め後ろのビルに昔あった「ツバキハウス」も天井が低いディスコでしたが。

 

百貨店の売り場の売り子さんには2種類あって、一つは百貨店の従業員、もう一つは、そのブランドから派遣されているブランド各社の従業員。

オススメは伊勢丹の従業員。これがいい子が多いのよ。

だから、私は伊勢丹従業員からいつも買うようにしています。

(別館8階の奥、サンタマリアノヴァッラの売り場の娘がお気に入りだったのですが、

嫁に行って、姿を見せなくなりました。あー残念)

 

本館3階と別館3階をつなぐ通路の手前にあるカフェも、

本館地下2階、ビューティアポセカリーの奥にあるカフェも、

別館8階にあるカフェも、

わざわざ行く価値あり、です。

高いけど。

(ビューティアポセカリーはその前身、BPQCの頃の方が楽しかったんですが)

 

てなわけで、伊勢丹

低い天井の狭い売り場に所狭しと商品が並び、

数え切れないほど多くの「営業スマイル」を浴びることができる。

 

これ、銀座シックスが全部捨てたものです。

 

従業員があれだけいるってことは人件費負担が大きいってこと。

だから業績不振で、社長が交代したばかり。

確かに数字という観点だけで見たら、不動産業に徹した方がいい。

でもそれ、百貨店の本分ではないですよね。

 

伊勢丹三越と一緒になってなんとか乗り切ろうとしています。

でも三越伊勢丹、全然違いますよ。

知り合いの出版プロデューサーが

「百貨店のギフトのプロが教える鉄板ギフト」っていう書籍を出そうとして

企画書持って行ったんですが、三越伊勢丹では決まりませんでした。

なぜなら、三越伊勢丹で、ギフトの熨斗や包装などの考え方が全然違うからです。

 

それだけ違う三越出身のトップになって、伊勢丹はどう変化して行くのか。

確かに数字は大事です。倒産しちゃったら元も子もない。

でもあの伊勢丹の楽しさだけは奪って欲しくない。

いつまでも「営業スマイルの嵐」の伊勢丹でいてほしい。

 

以上、イセタン・ラブでした。

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人見知りサラリーマン

そもそもシャイネスが人間的に美質であると考える習慣がもうありません。うまくことばが出てこなくておずおずして、恥ずかしがる。自分の意見をいう前にとりあえず人の話を聞く。そして、つい相手の意見に同調してしまう。そんな人たちは現代の社会では「自己決定できない人間」ということになって低い評価しか受けられない。

「死と身体」内田樹 74ページ

 

何を隠そう、私は「人見知り」する。

学生時代、電話をかけるのがイヤで、どうしても電話しなければならない時は、

どうしゃべるかをなんども練習してから、ドキドキしながら電話した。

その「人見知り」でも、対人コミュニケーション命の広告業界でなんとかやっていけた(脱落しなくてすむ程度)。

入社して数年たったころ、新卒採用の面接担当になった。

その時に、人事部が事前の説明会で、

広告業界は『人見知り』ではやっていけない。だから『私は人見知りです』という学生は落としてください」

と平然と言ってのけたのには驚いた。

そんなことないのよ。

だいたい、採用面接のほんの10分、15分でその人のポテンシャルがわかるわけない。

大学の就職部や、リクルート情報や、企業の採用担当は、「面接でその学生のポテンシャルは絶対わかる」なんて平気で言ってるが、大嘘ですから。

 

 

 

自分の前にいる人が「自分にはルールのわからないゲーム」をしている。自分には輪郭が見えない英知を蔵している。そういうふうな構図で人間関係をとらえること、それが師弟関係の構造です。

「死と身体」内田樹 53ページ

 

新卒で広告会社に入った数年間、「ゲームのルールがわからない」状態でした。

だから必死にそのルールは何かを探して、ようやくその輪郭がおぼろげに見えたころにわかったのは、「なんだ、みんなルールなんてわかっていないくせにわかったふりをしていただけだ」ってことでした。

 

今も私は毎日、「ゲームのルール」を探っています。

今日もお疲れさまでした。

良い夢を。

 

晩安

明天再会。

(わんあん、みんてぃえん、つぁいほい=おやすみなさい、また明日)