真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

脳は10%しか使われていない、わけがない。

いろんなところで目にし、耳にする言葉。 「脳は10%しか使われていないと言われている」 これ、ウソです。 「言われている」と必ず表現されているのですが、 じゃあ誰が、どのような根拠を元に言ったのか。 どこにも書いていません。 アインシュタインが…

湿潤療法

ここ2、3年、いろいろな講習会、勉強会に顔を出しています。 さらなるレベルアップのためです。 ですから、そこには全国から治療家の先生たちが集まっています。 でも先日驚いたのは、治療家の先生の中に、いまだに擦り傷に従来型のバンドエイドを貼ってい…

気圧の変化

今日も寒いですねー。 実は今日の夕方からお花見なんです。 いつもお世話になっている編集長のお誘いがあったものですから。 でも冷えると思います。 こういう時は、麻黄湯、五苓散を持って行くべきです。 暖かかったり、寒かったりで、体調管理が難しいです…

食事とエネルギー

いまさらですが、食事とはエネルギー補充の行為だ、ということに気がつきました。 きっかけは土井善晴さんの「一汁一菜で良いという提案」という書籍と、 少し前にたどり着いた某治療家の師匠の教えです。 エネルギーの高い味噌と塩と醤油を手に入れ、 それ…

仰げば尊し10

伊藤先生の道場で気がついたこと。 1週間に10回前後稽古していたのですから、気づきは無数にありますが、 一番重要だったのは「力を抜くことが一番難しく、一番重要だ」ということでした。 私は「運動」を根本的に間違えて身につけていたんですね。 運動…

仰げば尊し9

伊藤先生の道場でやっているのは、 「カラダの文法の作り変え」 です。 たとえば「走る」。 たとえば「投げる」。 この基本的な運動をどうやって身につけたか? 多くの人は、子供の時に自然にできるようになります。 では、そのカラダの動かし方はみんな違い…

仰げば尊し8

だいぶ間が空いてしまいました。 すいません。 再開します。 高岡英夫先生との出会いから続けます。 その後、高岡先生の講座に随分通いました。 先生の研究所があった市川までなんども足を運び、 講習会のビデオを見て、その度に新しい発見を繰り返していま…

浅草寺で秘伝のお詣り

浅草寺にお詣りに行ってきました。 通常のお詣りではなく、浅草寺のご本尊である正観音(しょうかんのん)さまをお呼びしてのお詣りです。 今年の春からご縁を頂いた整体の師匠にご指導を受けてのものです。 正観音さまは体長3000メートル。 普段は富士…

仰げば尊し7

高岡英夫先生の「意識のかたち」に書かれていることを要約すると、 「運動」を生じさせる「身体の意識(身体意識)」にはカタチと構造がある。 (構造とは、 それぞれの身体意識がどういう関係にあるのか、重なっているのか、 独立しているのか、上位になる…

仰げば尊し6

ノーベル賞の季節です。で、思い出しました。私の生涯の師匠、堀江忠男先生は、実はノーベル経済学賞の選考委員でした。この事実はほとんど知られていません。そりゃそうです。誰が選考委員かが知られていたら、「賞を買う」人がでできてしまいますから。私…

駅前中華

五反田の駅前に「亜細亜」という広東料理の店がある。 私が五反田駅を通勤で使うようになってもう25年くらい経過するが、 25年前にすでにこの店はあった。 黒のTシャツと黒のパンツ、後頭部で長い髪を束ねたスリムな体型の老板(ラオバン=大将)と、 …

仰げば尊し5

私にとっての最初の師匠が、堀江忠男先生。 そして1998年6月に第二の師匠に出会うことになりました。 「飛龍会」主宰、伊藤昇先生。 「カラダの文法」を整えるための「胴体力」体操と、少林寺拳法をベースにした独特の武道を教えていた武道家です。 伊…

仰げば尊し4

我が師匠、堀江忠男先生に関しての補足。 補足というよりもトピックを幾つか。 1、1975年前後だったと思いますが、ウルグアイで開催された世界大学サッカー選手権に出場する「大学選抜」の役員として堀江先生が随行された時のこと。 予選リーグは勝ち上…

仰げば尊し3

堀江先生が他界されたのは、2003年3月29日。 その日の朝、日経新聞の訃報欄に恐れていたそのお名前が出ていた時にやってきた感情は、「これからどうやって生きていけばいいのか」という大きな喪失感でした。 堀江先生の葬儀のとき、参列者に配られた…

仰げば尊し2

堀江先生は大正2年生まれですから、私が東伏見のグラウンドをやみくもに走っていた時は64歳。 練習中にグラウンド脇を見るといつの間にか紺のアディダスのジャージを着た痩身の人が立っていました。 「あ、もしかして堀江先生か?」 と思ったら、やっぱり…

仰げば尊し1

あなたには「師匠」がいますか? 幸いにも、私には数人の「師匠」がいます。 「師匠」を見つける才能は少しあるのかもしれません。 世の中には、師匠を持たない人、師匠との出会いがなかった人がたくさんいます。 もちろん、それが不幸とか、ダメだとかいう…

ブログ再開します

「ブログをほったらかしにしているとエネルギー状態がどんどん下がっていく」 ということがわかりました。 確かに、その通りだと思います。 このブログの更新が滞っている間、諸々の状態が上がったかというとそうでもありません。 でも、冒頭の指摘をしてい…

明るい言葉を大きな声で

看護婦になる教育を受けているときにひとつ教わったことがあります。明るい言葉は人の鼓膜を明るく震わせるということです。明るい言葉には明るい振動があります。その内容が相手に理解されてもされなくても鼓膜が物理的に明るく震えることに変わりはありま…

学習や訓練によって得られないギフト

いずれにせよ、あなたはマジック・タッチを持っている。普通ではない力を発する指だ。人間の身体の特殊なポイントを探りあてることのできる鋭い感覚だ。それは特別な資格であり、ごく限られた数の人間にしか与えられない。学習や訓練によって得られるもので…

美しく心地よいお話

世間のたいがいの人々は、実証可能な真実など求めてはいない。真実というのはおおかたの場合、あなたが言ったように、強い痛みを伴うものだ。そしてほとんどの人間は痛みを伴った真実なんぞ求めてはいない。人々が必要としているのは、自分の存在を少しでも…

どれほど根が善良でも

「かれらがなんであるかは、かれらの生産と、すなわちかれらがなにを生産し、またいかに生産するかということと一致する」 史的唯物論を「ひとこと」で言えば(無理な注文ですけど)、これに尽くされる。そう言っていいくらい有名な言葉です。 人間が何もの…

耳をすます

何故わたしにそんなことがわかるのか?耳を澄ませばわかる。声を聴くことがわたしの仕事なのだから。 「1Q84 Book2」村上春樹 新潮文庫 後編 23ページ これ、このまま臨床で使います。その通りです。

身体機能の活性化

私がやっていのは、日常的な領域での身体機能の活性化です。そのような深刻な問題は、とても手に負えそうにはありません。 「1Q84 Book2」新潮文庫 前編 252ページ 私がやっているのは、あくまで実際的なことです。筋肉の成り立ちや機能について大学のク…

青豆さんのお祈り

予測が外れたときのことまではとくに考えなかった。彼女にできるのはお祈りすることくらいだ。しかし彼女にはわかっていた。お祈りは効くのだということが。 「1Q84 Book2」 新潮文庫 前編 194ページ そしてこの青豆さんのお祈りはこれ。 天上のお方(か…

この建物の中にいると気持ちが落ち着く

この建物の中にいると気持ちが落ち着くとか、話がしやすいとか、知的な高揚感を覚えるとか、そういったそこに生きている人間にとっては自明な身体実感は数値化することができません。 「最終講義 生き延びるための七講」内田樹 文春文庫Kindle版 269 建物…

何回読んでもわからない本

本を読むということが、いかに恐ろしいことか。(中略)詩人ステファヌ・マラルメが、新聞などと本は格が違うと言っています。何故なら本は「たくさん折り畳まれている」からだ、と。一体何を素っ頓狂な事を言ってるんだ、と思われるかもしれない。しかしこ…

人生には救いがある。

一人でもいいから、心から誰かを愛することができれば、人生には救いがある。 1Q84 Book1 村上春樹 新潮社 342ページ その通りです。

強靭で美しく清潔

肉体こそが人間にとっての神殿であり、たとえそこに何を祀るにせよ、それは少しでも強靭であり、美しく清潔であるべきだ。 1Q84 Book1」 村上春樹 新潮社 242ページ カラダのメンテナンスを日常の生活のなかに組み込まないと、カラダは劣化していきます。…

むしろ力の抜き方だ

軽く、慈しむように、適正な角度で、適正な強さで、たなごころを下に落とす。重力に逆らわずに、すとんと。そして細い針の先がその部分に、あくまで自然に吸い込まれるようにする。深く、滑らかに、そして致死的に。大切なのは角度と力の入れ方なのだ ──いや…

いつものようにお祈り

そのあとで目を閉じて、いつものようにお祈りの文句を唱えた。その文句自体には何の意味もない。意味なんてどうでもいい。お祈りを唱えるということが大事なのだから。 「1Q84 Book1」村上春樹 新潮社 66ページ これもその通り。祈るという行為そのものに…