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真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

常識や習慣という曇りガラス

稽古は道場に限った話えはなく、日常そのものの何気ない所作の観察がすでに稽古だった。体に対しては、自分の外にある理想のモデルを学習しても意味がない。自分で新たに気づくことがない限り、決して深く学べないのだ。

何も正しいドアノブの回し方があるわけではない。けれども、ふとノブの触れた時の感じや違和感から自分の体を眺めたとき、常識や習慣という曇りガラスで見失っている現実を垣間見られることがある。それが稽古でもあった。

 

「体の知性を取り戻す」 尹雄大 講談社現代新書 100ページ

 

日常が変わらなければ、いくらジムや道場で「力いっぱい、汗びっしょりかいて、スカーっとし」ても、それだけの意義しかありません。どうせやるなら、もっと深みを目指しましょう。