真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

その名を呼ぶもの

神は「神の言葉に聴き従うもの」の出現をもってはじめて神として存在し始めます。もちろん神はそれ以前から存在するのですが、それを「神」と呼び、その名を讃え、そのための儀礼を行なうものはいませんでした。「私は被造物である」と名乗るものが出現するまでは「造物主」という概念そのものが存在しない。神は神の言葉に聴き従うものを持ってはじめて神になることができる。神は神の言葉に聴き従うものを必要とする。全知全能の存在である神は、他には何も必要とせず、ただ「神の言葉に聴き従うもの」だけを必要とする。

 

「呪いの時代」 内田樹 新潮文庫233ページ

 

ちゃんとその名を呼ぶこと。

神も人も名を呼ばれなければ振り向いてくれません。

そこで次の問いが出てきます。

では、あなたはきちんとその人に呼びかけていますか?

 

 

 

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