真理は単純にして平凡である。

心に残った一文を書き留めていきます。すこしずつ、ひとつずつ、ささやかに。

ぴんからトリオで泣く

電車の中でアップルミュージックの70年代歌謡曲を聞いていた。

何曲めかに流れてきたのは、宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」。

ヘッドホンでまともに聴くのは初めてだったかもしれない。

軽快なイントロに続くボーカル。

この歌い方、すごいな。

そう思った。

するとなぜだか涙が溢れてきた。

あれ? どうした?

この曲になにかを揺さぶられたらしい。

「きっとつかむわ幸せを」って言ってるけれど、その方向に幸せはないと思うよ、とか、ツッコミどころ満載だが、そんなことをふきとばすチカラ。

いや、びっくり。

これはすごい。

シングル325万枚。

「およげ! たいやきくん」に抜かれるまで、ぶっちぎりの一位。

なぜこんなに売れたのかについて、ドリフターズとの関係や水商売の女性に結びつけて説明する説がネットにあふれているが、そんなわけない。

今日の私のように「出会い頭の一発」にみんなシビれて、レコードを買いに走った。

それぐらいのチカラがこの曲にはある。

テクニックやマーケティングでは間に合わない何かを持ってるかどうか。

その何かをどうやって手に入れるのか。

私は中学、高校の頃から、ずっとこのテーマを追いかけているんだけど、未だに掴めていない。掴む方法を見つけたという人も知らない。

近づいてる先達を数人知っているが。

というわけで、ぴんからトリオに涙した朝、でした。